Virus.Palm.Phage

技術的な詳細

これは、PalmPilotアプリケーションに感染する最初の既知のウイルスです。ウイルスには「上書き」の感染メカニズムがあり、影響を受けるアプリケーションはこれ以上使用できません。

パイロットアプリケーション（.PRCファイル – DOS / Windowsの用語では "実行可能ファイル"）は、標準のパイロットデータベースで、特別な「アプリケーション」リソースが内部にあります。アプリケーションが実行されると、「アプリケーション」リソースがアクティブ化され、その機能が実行されます。パイロットアプリケーションがシステムリソースや他のデータベースリソースにアクセスするために使用できる一連のシステム "ライブラリルーチン"があります。

ウイルスが起動すると、自身のファイルを開き、そこからDATAおよびCODEリソースを読み取り、システム内の他のすべての "アプリケーション"データベースを検索し、DATAおよびCODEリソースをウイルスに上書きします。影響を受けるアプリケーションは、その中にウイルスのDATAリソースとCODEリソースを持っています。